第5話:ハンドル回り
 

前回の「磨き」篇にて、『バイクの顔はガソリンタンクとエンジンだろう』と書いたけど、これはバイクからある程度離れて眺めた場合の話。当のバイクに跨っているライダーには、当然のことながらエンジンが綺麗か汚れているかなど、まるで目に入らない。代わりに視界に常時入っているもの、それは「ハンドル回り」である。 

我がGBは全体的な印象として、いかつく、かなり質実剛健。...と書くといい感じに聞こえるが、どうも、全体的に隙間がなさ過ぎてイマイチ単気筒っぽくないなぁ...と常々思っていた。というわけで、この機会にイジることにした。 

具体的な変更点は以下の通り。 

 パンケーキのように平たく大きいノーマルヘッドライトを、いわゆる「砲弾型」小型ライトに換装。 
 ウインカーステー一体型のノーマルヘッドライトステーを、英・旧車風のアルミステーに換装。 
 ウインカーを72型小径ウインカーに換装し、フォーク下部に移動。 
 ハンドルを若干ノーマルより振れ角の大きい、独・マグラ社製セパハンに換装。 
 ノーマルのストレートグリップを、単気筒旧車の定番「たる型」グリップに換装 
 左右のミラーを、ノーマルより径の小さいタイプに換装。 

興味のない人には違いなんて解らないよな、きっと...。 というような独り言はさておき。 

ここで問題発生。GBはセル付きの上、昔のバイクゆえポジションランプ用の配線などもあり、ハーネス(電装ケーブル)の量が異様に多く、取り回しも複雑怪奇。このハーネスが、せっかく用意した砲弾型ライトのケーブル穴に入りきらないのだ。かくしてまたしても、あーでもないこーでもない、と二日間に渡って色々試行錯誤。しかも、どう頑張っても無理。仕方ない、穴を広げよう! 

半日かけてかなり固い鉄製のヘッドライトカバーの開口部を拡大加工した(グラインダーに付けたやすりでチマチマと鉄を薄くし、ベンチとニッパで切り口を広げるという野蛮な手順を繰り返した)。これにて溢れるモジャモジャハーネス問題、一件落着。 

...ま、どうせヘッドライトの下なんて、見えないもんね。
2005年 10月 24日 月曜日